2004年12月5日、秋葉原で「アイドルミラクルバイブルシリ−ズ」の記念発表会が行なわれました! 素敵な小百合ちゃんに本当に感動!それではこの感動をあなたに! |
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【第1ミラクル 嵐のあとで】 何回途中で目がさめただろう…。ものすごい風が夜半に吹き荒れていた。今年は何度も東京地方を台風が襲ったが、こんなに強いことはなかった。私はウトウトしながら、ひたすらさゆりちゃんのことだけを考えていた。 …ふと気がつくと、窓からあふれんばかりの光が室内に差し込んでいた。窓を開けると雲の切れ間から青空がのぞいており、あたたかな風がそよそよと流れていた。 さすが小百合ちゃんだ…私はこころの中で思わずつぶやいた。彼女のイベントは真夏や真冬に行なわれることが多いので、どうしても季節的な影響を受けやすい。去年の夏の20周年ライブでは台風が襲ってきてその影響が心配されたが、前日に台風は過ぎ去り無事に開催することができた。 今回も小百合ちゃんのために素敵な素敵なお天気がプレゼントされ、まるで今日のイベントの成功が保証されたかのようであった。 TVをつけると強風の影響で電車がたくさん止まっているという。今日のイベントはCさんと待ち合わせしているのだが、彼が無事に到着できるか少しばかり不安になった。 |
【第2ミラクル 秋葉原!】 時間がたつにつれて晴れ間が広がり、午後には雲ひとつない晴天となってしまった。きっと小百合ちゃんも喜んでいるに違いない。いつものイベントと同じように少し早めに家を出ようと思っていたのだが、今日に限って電話が多い。なかには小百合ちゃんの昔の親衛隊が使っていた「コ−ル表」を持ってきていう電話もあった。「ファンのみんなも気合いが入っているな」私はみんなの声でそう感じた。 山手線で秋葉原到着!改良工事のせいでいつの間にか新しくなっていた。電気街口の看板をくぐり抜け、大通りを右に曲がるとあっという間にソフトONEの前に着いた。 ここでCさんと待ち合わせなのだが、すでにお店の周辺にはそれらしき人が何人かいた。もちろんイベントに参加するかどうかはわからないのだが、なんとなく、そんな香りのする人たちであった。 ほどなくCさん登場。遠方から来た彼は、なんと埼玉まで車で来てそこから電車に乗って来たのだという。「それほどまでに彼女を応援したいんだ」そう感じさせる彼の行動であった。彼と話をしていると見かけた顔の人たちが続々と集結。さゆりファミリ−を形成しつつあった。 |
【第3ミラクル 入場整理券!】 今回のイベントで唯一の心配は入場整理券をうまくゲットできるかということであった。もちろん電話で予約はしてあったが、発売は来年なのでその場での引き換えではない。少々の不安は抱きつつ、1F右のカウンタ−へ。 行ってみると売り場の前に行列ができていた。普通のお客さんもいたが、その中に「比企理恵さん」や「いとうまい子さん」のCDを持って並んでいる人がとても多く見られた。私の順番がきて事情を話すと係員の方はピンクの整理券を手渡してくれた。その整理券には16時40分から抽選会開始と書いてあった。 そう、この整理券は単に入場できるだけのものであって、会場に入場できる順番を決めるための更なる関門が待ち構えていたのであった。私たちはそのまま3階の抽選会場に直行、場所を確認し、フロアでその時を待った。少しずつではあるが「それらしい人」が姿を見せ始める。みんな夢をふくらませているというより、「何番目に入れるのだろうか…」という不安を持ってきているかのような表情であった。 ふと気がつくと鷹番に住んでいるさゆりファンの方が抽選を始めている。「いかん、始まっているではないか!」私は、友達のことを忘れて全速力で抽選会場に突入していった。 |
【第4ミラクル 抽選会!】 抽選会場はソフトワン3Fのイベント会場入口前だった。折りたたみテ−ブルに抽選箱が置いてあり、整理券と引き換えに入場順番の番号が書いてある紙を引くシステムだった。 ふと見ると、箱の脇に小百合ちゃんの写真が!どうやら来年用の最新式カレンダ−のようであった。スタンド式になっていて思わずもって帰ろうかと思ったが、とにかく番号を引き当てねばならない。思い切って引いた番号は…ナント110番であった。せっかく早く引いたのにどうしてこうなってしまうのか?どうやら最初から入場定員の300枚の紙が箱の中に入っていたらしく、どんなに早く引いても結局はクジ運がないとダメなのだ。 友人のCさんも番号は私のあと。なんともやりきれないような気持ちであったが、とにかく小百合ちゃんに逢えるのだからと、グッと我慢の子であった。また、入場券と一緒に小百合ちゃんの次回ライブ告知のとっても素敵なハガキをもらうことができた。これはさゆりファンだけではなく参加者全員に配られたので、相当な宣伝になったに違いない。 さて、他のさゆりファミリ−の人たちもクジを引き終わりたむろっていたところ、誰からともなく「そういえば今日はN田さん来てませんね」という話題になった。N田さんといえば今や知る人ぞ知る存在の彼だ。私は「いや、どうせ彼のことだから遅刻して来るんだよ」と軽く応えた。 そしていよいよ整列開始!整理券の番号順に呼ばれ、入場口の前に並び始めた。そしてようやく全員が並び終えたところに私の肩をたたく者がいた。振り返ると立っていたのは…そう、彼だったのだ。 |
【第5ミラクル やっぱり登場!】 振り返った私の眼に飛び込んできたのは忘れもしない「N田さん」だった。彼は「よう、〇〇君よぉ」と話しかけてきた。なぜ後姿から私の存在がわかってしまったのか…正直ちょっとガッカリ。思わず「N田さん、割り込み禁止だから戻らないと!」といったら「そんなの、わかってるよ」と言いながら戻っていった。 それにしても何という出で立ちであろう…まるで30年以上前のヒッピ−と言われていたような人達か、どこかの民族衣装のような派手な出で立ちであった。もともと彼の持っているレインボ−カラ−の服装は基本的には春から夏にかけてのものだから、冬に着るためにこのような服を買ったようである。 あとで聞いたら「あたらしく買ったんだよ。3000円もしたんだよ3000円も!」と強調されてしまった。そしてグラサンとバンダナはいつもどおり。やっぱり彼のスタイルは一生変わることはないに違いない…そうこころの中で感じたのであった。 |
【第6ミラクル ようやく突入!】 そしてようやく入場開始となった。数人単位での入場となり、みんな緊張した表情で扉の中に吸い込まれていく。外で待っている我々には中の様子は伺い知ることはできない。 そしててようやく私の番になった。突入するとなにやらみんな前の方から順番に立ち位置を指示されている。驚いたことに折りたたみイス等の座席はまったくま用意されていなかった。「これでは前が見えない…」そうがっかりしているとアナウンスがあって、全員その場で座るように指示された。これでお尻は痛いかもしれないが小百合ちゃんの姿はしっかりし確認できそうである。それにしても最近のライブでは常に前の方に陣取っていただけに今日の場所は遠い。これでは彼女の位置からはとてもわからないに違いない。 ただ握手会が用意されているとの情報をすでに得ていたので「彼女に何を話そうか…」その時はそんなことを考えていたのだった。 |
【第7ミラクル インタビュ−】 ふと後ろを振り返ると観客がぞくぞくと入場し、会場はほぼ満杯となった。そして会場にはTVクル−やカメラマンも多数いたのだが、開演前のわずかな時間のあいだに観客の何人かに取材が行なわれた。 真っ先に狙われたのが、そう「N田さん」だった。彼の姿は誰の目にも不自然に映っていたに違いない。いや、むしろ彼は目立つようにわざと着てきたとしか思えないような感じであった。彼のインタビュ−の内容は左のような内容。どうして応援に来たのかというよりも彼自身についての質問が多かった。オンエアで小百合ちゃんファンという部分がカットされていたのは幸いであった。 |
そして私も日〇TVの情報〇ウという番組にインタビュ−を受けた。なぜ私なのかはわからなかったが、せっかくなので快く引き受けた。質問の内容は「誰のファン」で「何故応援」していて、「握手会のときに何を話すか」というようなものだった。 私は正直に、小百合ちゃんは本当に優しくて魅力的で素晴らしい女性であること、そして2月6日にライブがあるのでそれを頑張ってくださいと声をかける旨を応えた。しかし、あまりにも宣伝的と捉えられたのか、私の部分はすべて放送ではカットされていた…まあ、それも仕方がないかもしれないが、今後読〇新聞の購読はしないことが私の胸の中で決定したのだった。 |
【第8ミラクル 説明】 私がオンエアもされないインタビュ−を受けている間、キングレコ−ドの竹中さんから小百合ちゃんのDREAM BOX 発売延期のお話があった。 聴いていた人の話しによると当時はまだ著作権等の契約については今ほど細かくなされていなかったということ、当時の小百合ちゃんの事務所の社長さんだった大阪さんが昨年なくなったために権利の所在がはっきりしなくなってしまったこと、そして万全を期すための発売延期であることが説明されたらしい。 私としてはしては少しぐらい待たされても発売されればそれでよいので、この内容には大満足であった。キングレコ−ドさん、引続き宜しくお願いします! |
【第9ミラクル スタ−ト】 そしていよいよ待望のスタ−トとなった。司会はみなさん御存知の坂本ちゃん。この方は年齢不詳ではあるが本当に昔のアイドルの中身に詳しい。きっと私より実年齢は上なのであろう。 その坂本ちゃんの心地良いト−クで登場したトップバッタ−は「いとうまい子」さんだった。曲は「見えない翼」だったが、この曲はたしか「婦警候補生物語」というドラマの主題歌だったはずだ。それにしても彼女のルックスと歌声は本当に変わらない。私は彼女のファンではないが自然と手拍子に力が入っていたのであった。 |
【第10ミラクル 暴露】 無事にナマ歌も終わって坂本ちゃんとのト−クタイムとなった。当時のキャッチフレ−ズだった「1億人のクラスメ−ト」やドラマ「高校聖夫婦」ノネタなど、当時を知るファンにとってはたまらないネタであった。 しかし、今でもルックスが変わらないという話題になると坂本ちゃんが「でもあなた口パクだったわよね」と思いっきりむ暴露!そういえば彼女の声は昔とまったく変わっていなかった。いや口パクなのだから当たり前である。それにしてもあわせるのが上手い!坂本ちゃんの暴露がなかったらまったくわからなかったであろう。おかげで会場は盛り上がり、拍手に送られて彼女は去っていった。 |
【第11ミラクル 次は…】 次は小百合ちゃんか?みんなの期待が注がれる中、坂本ちゃんはとっても会いたかったというアナウンス。もしかして?と思ったら登場されたのは比企理恵さんだった。 彼女は歌が嫌いだったことと、第4回ホリプロスカウトキャラバンで選ばれたことなどが話題に上った。しかし、一番盛り上がったのは台本になかった「恋のロ−ラ−ブ−ツ」を歌ったということ。歌詞カ−ドを片手にもって歌ってくれたが、彼女はめったに歌わないだけに比企さんファンにはかなり大ウケであった。 |
【第12ミラクル やっと逢えた!】 「さあ、それではみなさん大変長らくお待たせしました。いよいよこの方の登場です!」坂本ちゃんのアナウンスで、いよいよ我らが小百合ちゃんの登場となった。 岩井小百合ファンなら誰もが知っている「恋 あなたしだい」を歌いながら彼女が登場したとき、会場は「オオっ」という声に包まれた。現われた彼女はとても素敵なドレスを身にまとった上に、長い巻き髪がてとてもとても素敵だったのだ。これでは私ならずとも思わず声が漏れてしまって当然であろう。 そして彼女はバリバリのナマ歌をとびっきりの笑顔を我々に見せてくれたのであった。「ああ、やっと逢えた…」あまりに嬉しすぎて私は胸にこみあげるものを感じていた。 |
【第13ミラクル あなたしだい!】 ♪恋、恋、あなたしだい〜トゥナイトトゥナイトベイビ〜と心地良い彼女の声が会場いっぱいに響き渡る。いくつになっても彼女の甘い声は変わらない。それでいて女性としての魅力はグングンUPしているのだから、本当に素晴らしい。 そしてこの曲の決めポ−ズ「♪あなたし・だ・い」のところで彼女はご自慢の右手をまっすぐ観客に向かって発射したのであった。そして向けられた観客は誰もが嬉しそうに笑みを浮かべ、拍手の手にもより一層の力が入るのであった。「2人っきりでわたしにだけさされないかしら」そんなことを私は考えながら彼女の美しさにうっとりと惹かれていた。会場は大いに盛り上がり、割れんばかりの拍手を彼女は受けたのであった。 |
【第14ミラクル 素晴らしい!】 歌い終えた彼女がみんなに元気よく挨拶。坂本ちゃんとのト−クが始まった。銀蝿のマスコットガ−ルの話や最近の活動のお話まで、久しぶりにイベント参加したファンにとってはたまらなかったことであろう。 そしてト−クの途中、小百合ちゃんはファンの中に「銀蝿」のようなファンを発見した!黒の皮ジャンにサングラス、そしてせり出した前髪など、なかなか気合いの入った人だった。「ちゃんと応援してね」との小百合ちゃんの呼びかけに、彼は少しだけ恥ずかしそうに頷いて応えた。きっと彼は硬派なのでニコニコ笑いずらかったに違いない。 「それでは続けて2曲歌っていただきます」と坂本ちゃんのご紹介。2曲とは何か…かかった曲は最新ナンバ−の「シアワセとは気づくものなんだよっ」であった。 |
【第15ミラクル シアワセとは!】 まるで澄み切った青空を象徴するかのようなきれいなイントロでその曲は始まった。最新ナンバ−だけに小百合ファン以外はきっと知らなかったに違いない。 でも彼女が両手を広げて拍手の動作を始めると、間髪を入れずに拍手の輪が会場中を包みこみ、あたらしいさゆりワ−ルドを形成したのであった。 ♪「ラブラブラブフォ−エバ−、ラブラブラブフォ−エバ−」彼女の妖精のような声が響き渡り、かろやかな風が会場内を吹き抜けていった。「なんて素敵な風なんだろう…」私はそう感じながら手拍子を続けていたのだった。 |
【第16ミラクル 最後はやっぱり小百合ちゃん!】 「秋葉原に来る人は内に情熱を秘めた人が多いので今日はここでストレスを発散してください。」そう彼女は声をかけ、恒例の小百合ちゃんコ〜ルが始まった。柱の右側と左側に分けてコ−ルの練習。「せぇ〜の、さゆりちゃ〜ん」でかい。みんながサユリファンでもないのになんという大きさなのだろう! |
♪「ピロロロロロロ、ピロロロロロ」聴き慣れたイントロが始まった。 OK!ファイト!レッツゴ−、S・A・Y・U・R・Iさゆりちゃ〜ん!…すでに最初の部分からパワ−全開。手拍子にもみんな力が入る。 そしてさゆりコ−ルは練習した甲斐があって、みんなの大声援が彼女を包み込んでいた。 |
それにしても彼女はみんなの心を捉えるのが上手い!久しぶりのファンも、ファンでない人も、そして報道陣までも巻き込んでさゆりペ−スにしてしまった。 そこにいるみんなの気分が高揚し、満足し、そして何よりみんなが笑顔だった。彼女の存在は素晴らしい…私はたまらないほど満ち足りた気分に浸っていた。 |
歌い終わってBOXが延期されたけれど必ず発売すること、2/6にバレンタインライブがあることを告知。 会場からは「頑張って!」と声が飛ぶのと同時に大きくあたたかな拍手が彼女を包み込んでいた。 そして感動の余韻に浸るまもなく、最後の握手会へと進んでいった。 |
【第17ミラクル あたたかなぬくもり】 握手は3人全員に1回ずつできた。トップはさゆりちゃん。緊張しながら握手したが「ライブ頑張って」ぐらいしか声をかけられなかった。 彼女のあたたかな手とぬくもり、そしてアリガトウといってくれた言葉が私のこころにじんわりと染み渡っていった。 |
こうしてあっという間ではあったが、楽しいイベントは大成功のうちに終了した。待望のBOXはまだまだ先になったが、彼女のナマ歌3曲に楽しいト−ク、そしてこれ以上ないぐらいの素晴らしい笑顔を見ることが出来て私は本当に大満足だった。 私にとって最大のシアワセが何であるかは私にもわからない。しかし、きょうここで彼女に出逢えて彼女と触れ合うことが出来たことは、間違いなく私にとってシアワセなことであった。 シアワセとは気づくもの…とっくにそのシアワセを気づいている私にとって、今日のこの日を忘れることはないだろう。ありがとう、小百合ちゃん、そしてまた近いうちにきっと…ねっ! ミラクルバイブル体験記終了! |