さゆりちゃん主演作品 「空想癖の女」ミニリポ−ト!
2005年9月20日(火)に、東京ファンタスティック映画祭2005の
2次予選を兼ねた上映会が、ニッポン放送B2イマジンシアタ−にて開催!
そこになんと一次予選を通過したさゆりちゃん主演「空想癖の女」が上演されました!
【スト-リ−1 偶然】
 考えてみると人生はちょっとした偶然によって成り立っているような気がする。さゆりちゃんが日本にいなくなってから、早くも半年、いかにサポ−タ−の私が気合いを入れたところで、さゆりちゃんが一時帰国するまでは以前のような体験リポ−トを書く機会は巡ってこないものだと思っていた。
 が、しかし、その機会は本当に突然に、しかも偶然に私の前に舞い込んできた。深夜メ−ルをチェックした私は、「空想癖の女」が上演されることを知って驚愕した。
 「あの作品がまた見られるなんて…」あまりのうれしさに小躍りしたが、次の瞬間固まってしまった。上演日はあした…なんでこんなに急なのだろうか。
【スト−リ−2 チャンス】
 いきなり明日開催とのお知らせに私は少し戸惑った。「予定はどうだったかしら…」。恐る恐る手帳を開くとその時間帯には仕事の予定が入っていた。しかし、私は瞬時に「この予定なら変更できる。いやしてみせる!」と判断し、手帳に「空想癖の女上映会」と黒々と書き込みをしてしまった。
 私は生まれつきそんなに運がいい方ではないので、常に努力を強いられつつ細々と人生を歩んできた。そんな経験から「こんな機会を逃したら私に次のチャンスはないかも…」という気がしたのと同時に、「私の人生で何が大切か」を考えたら、自ずと答えは出ていたのだった。
【スト−リ−3 貴重】
 「空想癖の女」は今から約1年半前に世田谷のシアタ−でたった一度だけ上演されたことがある貴重なショ−トム−ビ−だ。主役はもちろんわれらがさゆりちゃん。
 しかし、せっかくさゆりちゃん主演映画だというのに、今までたったの1回しか上演されていないので、それを見ることのできたファンは非常に少ない。私は前回の上映時も他の予定と重なっていたのだが、無理やり小百合ちゃんの上演時間だけ抜け出してなんとか見ることができたった。ものすごくいい映画だったので「また、見れたらなぁ…DVD出ないかなぁ…」などとことあるごとに思っていた。それが突然に現実のものとなったのだ!
【スト−リ−4 有楽町】
 とりあえず指定されたメアドにメ−ルしてみる。返事が来るまでの時間が待ち遠しい。仕事しながら待っていると、携帯メ−ルに入場の手順についての案内メ−ルが到着!いよいよこれで確実に行けるのだ!
 (中略)気がつくと私は有楽町の駅にたたずんでいた。もう何十年も前からよく使っている駅なのに、今日に限ってはじめて来たような感覚である。ホ−ムから外を眺めると、まぶしいばかりにネオンが光っている。わたしはまるでそのネオンの明かりに吸い込まれるように有楽町の街へ出て行ったのであった。
【スト−リ−5 到着!】
 きょうの上演会場は「IMAGINE STUDIO」。このスタジオはニッポン放送新社屋の地下に作られた最新鋭設備のスタジオだ。
 有楽町は詳しいはずの私だったが、案の定道に迷った。住所の番地しか頭にないのに地図を持っていかなかったからだ。はやる気持ちを抑えながらブロックを一周すると、その会場は突然現れた。
 ニッポン放送のこの建物は数ヶ月前のホリエモン買収騒動でTVで何度も中継された場所である。その建物がまぶしいばかりの光を放ちながらそびえたっている。そしてその正面玄関の隣の地下入口に映画祭の看板が「WELCOME」していたのであった。
【スト−リ−6 会場】
 入口で500円を払って地下に降りる。真新しい階段だが、おそろしいほど下に下ってようやく入口に到達した。そこで今日の投票用紙とアンケ−トを受け取り劇場内に入ったのだが、予想以上に天井が高くスクリ−ンも大きい。座席の数は約100といった感じであった。
 まだ開場時間の直後だったので数人しかいない。私は一番後ろの中央に陣取り、ようやくホッと一息ついたのであった。
【スト−リ−7 600秒とは】
 今回の小百合ちゃんの映画が出展されているのは「600秒デジタルショ−トアワ−ド」という部門であった。この部門は文字通り600秒ぴったりに作品が仕上がっていることが条件であり、全部で約120作品が出品されているとのことだった。
 すでにさゆりちゃんの「空想癖の女」は一次予選通過の49作品の中に入っていたのだが、この二次予選で「笑い」「泣き」「驚き」の各部門の中での優秀作品に残らなければグランプリにはならない仕組みとなっていた。
 投票用紙を見ると今日は4作品の上映。投票できるのはこの中で1作品しか選べない。つまり別の日に来ても「空想癖の女」に投票することはできないのだ。「これはかなり厳しい」そう思いつつ眺めていると開演時間となり、ニッポン放送の司会者が前フリを始めた。
【スト−リ−8 登場】
 司会者の話が終わると同時に小百合ちゃんの主演映画「空想癖の女」が始まった。初めのタイトルに「凡人指定」のロゴ。細かい演出が作品に施されていることが予感される。
 そして…小百合ちゃんの登場だ!「おかしい…どうしてだろう」。映画は小百合ちゃんのこんな第一声からはじまった。さゆりちゃんを大画面でアップで見ると、うれしさと同時になぜか少しだけはずかしい気持ちになった。
【スト−リ−9 空想癖の女】
 小百合ちゃんは空想癖のある主人公「倉本千代」を演じたのだが、これがなかなかはまっている!さゆりちゃんの演技力とスト−リ−のおもしろさに、観客はまばたきするのも忘れたかのようにスクリ−ンを見つめていた。
 映画は至るところに倉本千代の「妄想による笑いのツボ」が隠されていて、脚本を書く時に相当気合が入っていると感じられた。本当は映画の中で起こった出来事とか、小百合ちゃんのこういう演技がおもしろかったとか書きたいのだが、グランプリになればまたこの映画を見る機会もできると思うのでここでは控えるようにしたい。ちなみに左は上演前の生写真。結構入ってるでしょ?撮影禁止と言われる前に撮ってしまいました(^^
【スト−リ−10 メッセ−ジ】
 さゆりちゃんの笑顔と「シアワセとは気づくものなんだよっ!」が最後に流れて映画は終了。本当に楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまった。
 他の3作品と文字だけの上映が終わると監督のインタビュ−が始まった。さゆりちゃんの映画監督のたかみさんは、「わかりやすさ」に重点をおいて製作したとコメント。おかげでみんな楽しんで見られたわけである。
 「では最後に一言」というところでたかみ監督は胸ポケットから一枚の紙を取り出し、それを一気に読み始めた。小百合ちゃんからのメッセ−ジだった。
【さゆりちゃんのメッセ−ジ】
 「いま、私はアメリカのヒュ−ストンにいます。先日のカトリ−ナのおかげで、私の隣の州にあるニュ−オリンズがとても大きな被害を受け、避難民の方がここヒュ−ストンにも来ているのですが、伝染病や食料、それに住むところなど問題が山ずみとなっています。でも、そんな時でも誰かがジョ−クを言うとみんなの顔が明るくなり、そして元気が出てくるのがよくわかります。人生はいろいろ大変なことが多いけど、だからこそ「笑い」は絶対に必要。この映画の笑いを通して、みなさんが生きるために必要な元気を受け取ってくれることを祈ります」
 メツセ−ジが読み終わると会場の人がいっせいに拍手。さゆりちゃんの優しい心が会場の人たちにも十分に伝わっていることがわかったのであった。
【スト−リ−11 終了】
 すべてが終わり、入場に際してお世話になった方にご挨拶。たかみ監督にも「おめでとうございます」と言ったが、彼は私が誰だかわかっていないような感じであった。
 外に出ると雨はやんでおり、人影もまばらであった。その中を私は駅にむかってゆっくりと歩いていった。小百合ちゃんへの感謝と想いを胸に抱いて…
 ショ−ト体験記 完
緊急告知!さゆりちゃん主演映画9/20上映! 
 以下公式インフォメより。公式インフォメに急げっ!
東京国際ファンタスティック映画祭2005
小百合ちゃんが出演・音楽担当しているショート映画「空想壁の女」(2004年制作)が、なんと東京国際ファンタスティック映画祭2005で一次予選通過!、第2次審査が行われることになりました!お誘い合わせの上、ぜひ皆で懐かしい〜って観に行き、やっぱりよかった!と投票してきましょう。よろしくお願い致します。行く事が可能な方は連絡下さい。お名前、ご連絡先、人数を。nagura@a-gua.com まで。
9/20(火) 開場 19:30 開演 20:00
予告が見れます。→ http://tokyofanta.com/2005/top.php
【場所】ニッポン放送 ファンタスティックシアター事務局(土日祝日除く 12時〜18時) TEL : 03-3287-7473
〒137-8686 千代田区有楽町1-9-3 B2Fイマジンスタジオ
東京メトロ千代田線・日比谷線 日比谷駅 A8出口徒歩1分 JR 有楽町駅 中央西口 徒歩3分